出勤したくないときの対処法13選|やってはいけないことは?

出勤したくない日は、誰にでも平等にやってきます。

リモートワークが普及した現代でも、出勤して職場で業務に取り組むのがまだ一般的です。今出勤したくないと悩んでいる方に向けて、出勤が嫌になったときの対処法を紹介します。

もし現在出勤したくない気持ちが強くて強行突破に出ようとしているなら、本記事に必ず目をとおしましょう。出勤したくないときに絶対やってはいけない行動も解説しています。

出勤したくないときの対処法

昼の街

出勤したくないときは、甘えだと自分を責めずにポジティブさを意識しましょう。仕事に行きたくないという拒否反応は、多くの場合曖昧なことが原因なので考え方一つで大きく感情が変わります。

以下で解説する仕事に行きたくない時のモチベーションの上げ方を参考に、会社行きたくないというネガティブな気持ちを少しでも静めてください。

退勤後の楽しみを用意する

どうしても仕事に行きたくないという気持ちが強い方は、退勤後に自分へのご褒美を用意しましょう。

  • 近所のコンビニで販売されている最新スイーツを買う
  • 家の近くの居酒屋でお酒と料理を楽しむ

上記に挙げた身近な楽しみがあると、ある程度仕事に対する嫌悪感が薄まるはずです。日々過酷な労働に耐えるには、自分を甘やかすことも必要です。仕事は言い換えれば戦い。疲れた体を癒すアイテムや場所を、自分なりに探しましょう。

働く意味を考える

仕事に行く理由が分からないせいで出勤したくないときには、働く意味をもう一度考えてください。働く意味を理解している人は少ないですが、正誤が需要なわけではありません。自分なりの解釈で構わないので、仕事をする上で優先すべきことを考えましょう。

スキルアップやキャリアアップを狙う程高い目標を持てないなら、お金の為に働いたって良いのです。自分にとっての働く意味がブレなければ、出勤へのハードルも少し下がります。

1日休んでみる

翌日以降の業務に支障をきたす程出勤したくないなら、思い切って一日だけ休みましょう。有給休暇は労働者の権利なので、取得しようと思えばいつでも休みを取れます。

出勤したくないのは甘えでなく体力が原因というケースもしばしばあるのです。一日休んで体の疲れをとれば、またいつもどおり出勤できるようになるでしょう。睡眠時間を長く確保して栄養のある食事を食べてください。

職場の好きな人と会うことを楽しみにする

大嫌いな職場にも、憧れている先輩や趣味が合う同僚がいるはずです。職場の好きな人と談笑するために出社するのも、悪くありません。

好感を持つ人と一緒に仕事をすれば、仕事に行くのが楽しみになるでしょう。ランチに行く約束をするなど、職場ならではの他人と共有できる幸せを見つけてください。

成功体験をリストアップする

ネガティブな記憶だけでなく、業務中の成功体験といったポジティブな事実をリストアップしてください。人の記憶は失敗経験に目が向きがち。脚色された記憶ではなく、実際に自分が出した成果に注目してください。

成功体験はExcelで新しい関数を覚えたなど、些細なことでも構いません。個人でなくチームでの成功例を用いるのも効果的です。長期的に働き続ける上で、定期的に成功体験に目を向けるのは非常に重要でしょう。

楽し気な人を見習う

楽しく働いている人の真似をすると、状況が好転します。職場にはあなたのように嫌々働いている人だけでなく、嬉々として業務に取り込んでいる人も存在するのが事実。

朗らかに仕事している人は、周囲からも気に入られやすいです。周りに好印象を与えるとコミュニケーション活性化も図れて、人間関係のストレス軽減に役立つでしょう。楽し気な人を見習うのは、人間関係の悩みを抱えている方にとくにおすすめの方法です。

立ち寄る場所を作る

仕事に行くモチベーションは仕事内容だけでなく、通勤途中に立ち寄る場所でも維持できます。職場に着く前に一息つける場所を探せば、毎日の通勤に対する苛立ちが軽減されるでしょう。

  • 近くの公園を散歩する
  • カフェでコーヒーを買う
  • 喫茶店でモーニングをする

仕事前に予定を作れば、その日一日の業務内容整理も可能です。隙間時間にやる気をチャージしましょう。

前向きな言葉を口にする

そもそも仕事したくないとネガティブな感情に毒されているなら、前向きな言葉を実際に口に出してみましょう。

頭で思っているだけでなく実際に言葉にすると、自然と心が軽くなるものです。「もしかすると仕事嫌じゃないけど行きたくないだけかも」と自分の本心に気付けば、解決策が見えていきます。行きたくないだけなら、自分なりの楽しみを見つけて現状を改善できるでしょう。

出勤したくないという一時的な感情で退職を決意する前に、言葉の力に頼ってください。有名な著者の自己啓発本からポジティブな言葉を学ぶのもおすすめです。

慢性的なら公的機関の利用も検討する

慢性的に何日間も出勤したくない気持ちが続く場合は、労働相談所や心療内科への相談も検討してください。出勤したくない気持ちが生活に支障をきたしているなら心の病気も考えられます。

2023年は対面による業務が増えた影響で、日本では五月病によってうつ症状を訴える人が急増したとNEWS ONEで報じられていました、五月病のようなメンタル面に影響をもたらす症状は、進行するとうつ病や適応障害に発展するケースもあるのです。

心身のバランスを崩すと出勤できないだけでなく、生活も困難になります。最終的に家族に迷惑をかけるリスクも高まるので、精神的なストレスが限界に達する前に退職代行で会社を辞めて療養に専念しましょう。

泣く程辛いなら病院を受診

朝毎日のように泣くなど涙が止まらない場合は、うつ病が既に進行している可能性もあります。動悸がするなど身体的な症状が出ている方は、まだ大丈夫と無理して出勤せず休んでください。気付くのが遅いと体も上手く機能しなくなり、生活に支障をきたすでしょう。

明らかに異変を感じたらまずは病院を受診しましょう。後回しにしがちですが素早い医療機関の関与は早期発見に繋がります。会社には病名が分かるまで体調不良で休みますと告げて、診断書が出てから具体的に病気の話をしてください。

正直に病気のことを言うのは気が引けますが、我慢しても最終的に周囲に迷惑をかけます。自分をダメな人間だと責めずに、今は休養が必要な時期だと今の状況を理解しましょう。

変に意識しない

Yahoo!知恵袋の質問と回答で、そもそも出勤したい日などないという真っ当な正論がありました。出勤したくなくても「行きたい・行きたくない」を意識しないで出勤すれば、過剰な嫌悪感が薄れるでしょう。変に出勤を意識せず無心になることも大事です。

割り切るのは難しいことですが、組織で働く上で欠かせない努力でもあります。出勤したいと思って会社に来ている人はほんの一握りなので、あなたの感情は間違いではありません。自分の出勤に対する感情を受け入れた上で「それでも行けば仕事は終わる」と達観した思考を意識しましょう。1時間程度の出勤時間は、人生の中でほんのわずかな時間です。

ニュースをチェックする

毎日社会情勢をチェックすることで、自身に必要なスキルを学べるため出勤モチベーションが上がります。

出勤したくない人の中には、会社の先行きが不安という方も多いでしょう。ニュースをチェックして今どんな資格を取得すれば会社を立て直せるか考えるのも、仕事を面白くする秘訣です。

新たな提案で新規事業を任されれば、会社の経営状態が改善して自分の待遇が変わる可能性もあります。ニュースチェックは会社にとっても自分にとってもWin-Winな状況を作り出せる、きっかけになるのです。

長期的に考える

仕事でのミスを長期的な目で考えると、出勤したくないというネガティブな気持ちを制止できるでしょう。新しい仕事を任されて失敗を恐れるあまり会社に行きたくなくなるのは、誰しも同じ。

失敗しなければ成長には繋がらないので、一度や二度の失敗くらい怖くないと前向きに考えてください。仕事で有能な上司も、若い頃はたくさん失敗しました。失敗すると気まずくなりますが、その場を乗り越えれば業務に真剣に向き合ったあなたを周囲はきちんと評価してくれるはずです。

長く働き続けるために、失敗を過剰に恐れるのは止めましょう。

出勤したくないときの禁止事項

昼の街

会社に行くのが嫌でも、社会人としての禁忌が複数あります。出勤したくないからといって一方的な行動は避けましょう。業界によってはあなたの身勝手な行動に、罰則を付与するケースもあります。

下記で、出勤したくないときでも絶対やってはいけない行動を、注意深くチェックしてください。

無断欠勤

無断欠勤は、会社に多大な迷惑をかける行為です。同僚や上司に反感を買うだけでなく、会社から家族に連絡が入って周りの人を巻き込むことになるでしょう。最悪の場合勤怠評価が下がって懲戒解雇処分を受けるリスクもあります。

どうしても休みたい場合は、体調不良などやむを得ない事情で申し出てください。会社に織り込み済みであれば、2~3日休んでも問題ありません。

即日退社

転職を考えているからといって、その日の内に勝手に仕事を辞めるのは許されません、民法第628条でも、やむを得ない事情がある場合を除き即日退職は認められないと規定されているのです。

納期がある業務であれば、社員一人が退職すると業務に大きな支障をきたします。会社は従業員一同の協力があっての組織です。

転職エージェントに登録して転職活動をしているたとしても、退職に関する就業規則は守ってください。いつまでに退職を切り出せば良いか不安な方は、あらかじめ企業に確認しましょう。

我慢する

苦痛を我慢して出社する行為は、自分を痛めつけるだけなので止めてください。吐き気が出ているといった身体症状は、病気のサインです。速やかに会社に連絡して数日間療養しましょう。

休んでいる間に心療内科のレビューを確認して、自分に合っている専門機関を見つけてください。ネットでは無料でメンタルヘルスの状態をチェックできます。

自分の精神的ストレスが限界に達しているのではと少しでも感じたら、とにかく心身の安寧を意識しましょう。社会復帰を目指すなら在宅ワークがおすすめです。

出勤したくない理由は色々な事情がある

昼の街

多かれ少なかれ誰だって出勤したきないという気持ちはありますが、その原因は案外解明されていません。何となく会社に行きたくないという漠然とした気だるさが積み重なって、自暴自棄になる事例は少なくないです。

何故こんなにも出勤するのが嫌なのか、理由を以下で解説します。

休み明け

休み明けで仕事が億劫だと、当然出勤も嫌になります。

休日は自分の好きなように時間を使えますし、朝早く起きる必要もありません。特に連休で自由な日々が長く続くと、日常に戻るハードルが高くなるでしょう。出勤という現実に一気に引き戻されるため、会社に行きたくなくなるのです。

プレッシャーを感じている

大きな仕事を抱えているというプレッシャーは、出勤を面倒臭い行為に変貌させます。上司から怒られるのが怖いといったネガティブな重圧も、あなたの仕事へのモチベーションを低下させているでしょう。

会社から正当な評価を受けられれば、プレッシャーからは解放される可能性が高いです。少し辛いですが成果を出すために自分を奮い立たせて、いま一度仕事に対するフレッシュさを取り戻しましょう。

体力が限界

体力的に疲れていれば、出勤したくないという負の感情が沸き上がるでしょう。多くの仕事は通勤時間と労働時間によって、一日10時間近くの拘束時間が発生します。

体力的な問題なら、しっかり休養時間を確保して解消するでしょう。土日のどちらかは何もせずダラダラ過ごす日にするなど、自分自身でメリハリある生活を意識してください。

アルバイトやパート勤務であっても、体を休める時間は必要です。疲労回復に意識を向けて、ぬるめのお風呂に長く浸かるなど自宅でできる対処法を実践しましょう。

睡眠時間が足りない

睡眠時間が不足していると、慢性的に疲れて出勤が億劫になります。仕事から帰宅して夕飯とお風呂を済ませたら、ダラダラスマホをいじる社会人は多いです。気付いたら2時間経過してたなんてこともよくありますが、できればその2時間を睡眠に充ててください。

ぐっすり眠って朝余裕を持って起床するだけで、出勤したくないというダークな感情が薄まります。晴れやかな気持ちで出社できれば、出勤に対する意識も変わるでしょう。

気持ちを封じている

会社への正直な気持ちをみんな一緒と勝手にタブー視して封じ込めている場合、本当の自分を出せないことへの不満から出勤が嫌になりがちです。

会社に不満を抱くのは、悪いことではありません。改善してほしい部分があるなら伝えるのも、大事なことです。言い方に気を付ければ、自分の気持ちを封じ込める必要はないのです。以下の点に留意して、思っていることを素直に伝えてください。

  • 小さなことから伝える
  • 押し通すのではなく「伝える」ことを意識する
  • 同僚や友人に意見を伝えてアドバイスをもらう

感情を押し殺さず気持ちが届けば、自分が思っている以上に状況は良い方向に変化します。

キャパを超えている

業務量が多過ぎてキャパシティを超えている人も、出勤が嫌になりがちです。仕事の向き不向きがあるのは大前提ですが、どんなに向いている仕事でも限界値を超えれば苦痛になります。

周りの人に仕事を振るといった対処法を覚えれば解決しますが、理不尽に大量の仕事を押し付けるパワハラ上司の下で働いているなら話は別です。ブラック会社に忖度する必要はないので、退職を検討してください。キャパシティな人によって異なります。直に限界ですと伝えても「こんなこともできないのか」と言い分を聞き入れず叱咤する上司からは離れて、新たな環境に身を置くべきでしょう。

出勤したくないのは誰もが抱える悩み

昼の街

出勤したくないのは、あなただけの悩みではありません。誰しもが抱える悩みであり、全人類がリモートワークにならない限り未来永劫続く課題です。バックレや無断欠勤は絶対禁止なので、今自分にできる対処法で気持ちを誤魔化しましょう。

退職を考えている場合は、計画的に動いてください。どんなに仕事が嫌な職場でも感謝の気持ちを忘れず、退職が決まったらお礼の挨拶をしましょう。

あなたがここまで積み重ねた努力は無駄なものではありません。自分のキャパシティの限界を感じたら、転職や退職といった選択肢を視野に入れても構わないのです。

 

TOP