今現在仕事が大嫌いと悩んでいるあなたに、仕事への嫌悪感を薄める方法を解説します。仕事をしながら気持ちを落ち着かせる対処法や、苦手な人への関わり方など実用的なアドバイスが盛りだくさん。
どんな雇用形態であれ、仕事に対するストレスは誰もが抱えるもの。あなたが抱えているストレスの根本は一体何なのか、本記事を読んでいま一度振り返ってください。
仕事が大嫌いな人の対処法
仕事が大嫌いなら、仕事に対する向き合い方を変えるのがベストな対処法です。死ぬほど嫌いな仕事でも、見方によってはやりがいを見出せます。
以下で仕事が嫌になったら身に付けたい対処法を、具体的にチェックしましょう。
仕事のメリットをリストアップする
仕事が大嫌いだとしても、今の仕事を続けて得られるメリットが把握できれば負の感情を鎮められます。そもそも仕事が嫌いという人でも、給料が良ければ生活のためと割り切ることができるでしょう。
仕事を嫌になるときは、大抵自分の問題と外的要因が複合して自暴自棄になっています。マイナス面しか見えていないなら、今の状況で感じているメリットをリストアップしてください。働き続けることが、思った以上に自分にとってプラスになっているのではないでしょうか。
成果を出す
意識的にパフォーマンスを改善して成果を出すと、仕事に対するモチベーションが上がって嫌悪感が薄まるでしょう。
成果を出すのに必要なのは、スキルだけではありません。仕事に取り組む姿勢や勤務態度など、普段気にかけないような部分も善処しなければ良い結果は生み出せないのです。特に勤務態度は日時問わず恒常的に気を遣う必要があるでしょう。
少し時間はかかりますが、仕事に積極的に関わると自ずと結果がついてきます。仕事に対して肯定的な気持ちを抱くために、まずは成果を出すための努力に勤しんでください。
今の職場で何ができるか考える
転職する前に今の職場で根本的な問題解決のための対策があるか、冷静に考えてください。人間関係、業務内容、労働時間。仕事が嫌いになる理由は色々ありますが、職場を変えなくても現状打破は可能です。
特に上司や同僚との人間関係は、自分が気にし過ぎているケースも往々にしてあるでしょう。退職が全ての解決策ではありません。仕事が嫌でも自分から歩み寄る姿勢を忘れないでください。
キャリアアップを目指す
上を目指せば仕事の見方が変わるでしょう。キャリアアップするために改めて向上心を抱き、出世に必要なスキルを身に付けましょう。
- 資格取得
- 業務内容を更に自分なりに掘り下げる
- コミュニケーションスキルを身に付ける
- 現在の部署での利益拡大を目指す
上記のような地道な努力は、あなたを現状から解放する重要なヒントとなるはず。担当部署に限らず会社全体の利益拡大を目指せるようになると、更に仕事に対するモチベーションが回復して楽しさを感じられるでしょう。
職場の人と最低限しか関わらない
苦手な人には、ビジネスライクに関わりましょう。挨拶や報告をする程度で、不必要な雑談は避けてください。会社の人だからといって、全員と仲良くする必要はないのです。
苦手な人との関係における解決策は、関係を改善することではありません。以下の対処に気を付けて最低限の関わりにすれば、精神的なストレスは軽減するでしょう。
- 「嫌い」を態度に出さない
- 不快な思いをさせないよう注意する
- 仕事の話は好き嫌い抜きに報告相談する
周りはあなた程相手を嫌っていない可能性も十分あります。職場はあなたと嫌いな人だけの世界ではありません。ほかの社員の業務に支障が出ないよう、苦手な人と関わるときは私情をシャットアウトしてください。
嫌いな人を嫌いな理由を突き詰める
職場に嫌いな人がいて仕事が大嫌いなら、何故その人を嫌いなのか理由を突き詰める対処法も効果的です。よく考えたら苦手な部分より良いところのほうが多いというケースもしばしばあります。
相手を変えるよりも自分が変化したほうが早いという名言がある程、他人を変えるのは難しいこと。相手に苦手な部分を直すよう持ちかけるのではなく、嫌いな理由を洗い出して自分の考え方を変えましょう。
オンオフを切り替える
職場は仕事をする場所と割り切ることで、オンオフを効率的に切り替えられます。職場で誰かと仲良くする必要はないと意識するだけで、苦手な人が気にならなくなる可能性もあるでしょう。
仕事をする上での優先事項は、成果を出すこと。イライラしても成果さえ出せれば、問題ないのです。人間関係の構築を二の次にするのも、長く働き続けるには重要といえます。
仕事は人生の暇つぶしと思う
Yahoo!知恵袋の質問に、仕事が大嫌いだけど暇つぶしとして続けているという回答がありました。様々な要素が絡み合って今の仕事に嫌悪感を抱いていると思いますが、もう少しラフに考えましょう。
仕事が嫌で辛いというのは、真面目過ぎるからこその悩みです。限界がきたら辞めるけど耐えられるなら暇つぶし程度に働こうと適当さを身に付ければ、ストレスを上手くやり過ごせます。仕事が大嫌いと思うのは悪いことではありません。重要なのは、仕事に嫌悪感を抱いている自分を自分自身で認めることです。
反面教師にできる人を探す
仕事が大嫌いなのは自分自身の価値観に閉じこもっているから。反面教師にできる社員を探しましょう。あなたと同じように仕事が大嫌いと漏らしている先輩を反面教師にすれば、仕事が大嫌いでも自分は腐らずやろうという前向きな気持ちが芽生えるはずです。
不平不満を漏らしている人よりも、嫌いでも何か目標を持って業務に取り組んでいる人のほうが魅力的。「あの人みたいにはならない」と思える人を探して、大嫌いな仕事でも自分なりに落としどころを見つける姿勢を大事にしましょう。
責任者のポジションを狙う
平社員だとどんなに完璧に仕事をこなしても、なかなか自由な生活を送れません。責任者やチームのリーダーになれば、自分の裁量で仕事を仕切れます。自分の指示一つで仕事を回すと、無駄な残業が減るので仕事に対するストレスが一気に減るでしょう。
責任者になる過程で業務上の楽しみを発見できますし、仕事へのモチベーション回復にも繋がります。
仕事が大嫌いになった原因
仕事が嫌なせいで働くことが大嫌いになる原因は、労働条件に関係するものが多いです。後ろ向きな気持ちで仕事をしていると根本的な原因を忘れがちですが、実は単純なことが理由で仕事に嫌悪感を抱いていることもあります。
いま一度、仕事が大嫌いになった原因を確かめてください。
長過ぎる労働時間
異様に長い労働時間は、精神的にも体力的にも多大なストレスになります。朝早く出勤して自宅に帰るのは日付が変わる前。更に休日出社でプライベートな時間が削られれば、仕事を嫌いにならざるを得ません。
近年はリモートワーク推奨の職場も増えており、選択肢に幅があります。自分が求める労働条件を掲げている転職先を、積極的に探しましょう。
割に合わない給料
仕事に対する不満や悩みの多くは、給料の低さに関係しています。doda年収平均ランキングでは、2018年の平均年収が前年より約4万円低下と打ち出されていました。働けど働けど経済的な余裕が発生しないなら、仕事を辞めるしか選択肢がないでしょう。
転職して給料が上がれば、経済的な悩みが解決する可能性が高いです。
ミスが不安
ミスによる上司からの叱責がストレスになっている人も、多いはずです。失敗を過剰に恐れるのは、完璧主義の真面目な人に多いです。
のびのび働けず、業務に集中できない悪循環に陥って余計仕事を辞めたくなるでしょう。
人間関係が苦痛
職場の人間関係は、仕事をする上でのストレスに直結します。パワハラだけでなく異様に上下関係が厳しかったり、女性だけの職場で派閥ができているなど人間関係で悩む理由は人それぞれ。
どの職場にも嫌われる人はいますが、その人の周りに取り巻きがいると更に厄介。
仕事は結果緒出せば良いと割り切れる人は人間関係をスルーするのが無難です。どうしても人間関係で悩んでいるなら、人事に相談するなど退職の前に段階的な対策をとってください。
仕事が大嫌いなのは真面目に頑張っているから
仕事が大嫌いで思い詰めているのは、あなたが一生懸命仕事に向き合っているから。不真面目な人は仕事を上手くサボるので、マイナスな感情を抱かないでしょう。仕事に対する見方を変えて目標を持つなど、現状で可能な対策を実践してください。
勿論限界がきたら、退職を決意するのも解決策の一つです。仕事を辞めるという決意を責める人は誰もいません。規則に従ってマナーを守れば、誰でも退職の自由が保障されているのです。
人間関係や労働条件。人間は、様々な原因で仕事に嫌悪感を抱きます。人それぞれキャパシティが違うので、あなたにとって譲れないものがあるなら堂々と職場を去りましょう。
