コンビニ店長を辞めたい8つの理由|このまま続ける問題点とは?

コンビニ店長の仕事を辞めたいと思ったあなた。オーナーや本部のエリアマネージャーに退職願いを出しても、退職できるのは2~3ヶ月後とされているのが実情です。

しかし、精神的に参っている状態では、その期間すらも耐えい難いもの。

そこで今回は、コンビニ店長を続けるのが辛いあなたに向けて、仕事をスムーズに辞めるための方法を解説します。

コンビニ店長を辞めたい理由

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コンビニエンスストアは、消費者の利便性向上に寄与しており、社会・生活インフラを担っているといっても過言ではありません。特に都市部のコンビニでは、社員たちが目まぐるしく働いています。

ここでは、コンビニ店長を取り巻く過酷な環境をチェックしておきましょう。あなたはいくつ該当しますか?

コンビニ社員自体自腹購入が多い

コンビニ社員は、イベントやキャンペーンの予約獲得のために自腹購入しなければなりません。

通常コンビニで扱われている季節行事の企画商品だけでも、下記一覧のとおり。一年中、非常に忙しいことが分かります。

  • おせち料理
  • 節分
  • バレンタインデー
  • ホワイトデー
  • ひな祭り
  • お花見
  • 母の日
  • お中元
  • 土用の丑の日
  • ハロウィン
  • ボジョレーヌーボー解禁
  • クリスマス
  • お歳暮

上記のほかにも、コンビニでは「〇〇とコラボしたオリジナル商品」「夏限定のnew商品」などのキャンペーン企画の対象商品も扱っています。

仕入れは本部から買い切りも多く、期間内に売り切らなければならないというプレッシャーを抱えながら販売し、結局は店長や従業員にそのしわ寄せが及ぶのです。

人手不足で休みなし

経済産業省の資料では、61%のコンビニオーナーが「従業員が不足している」と回答しており、「十分に足りており何かあっても対応できる」と回答したのはわずか6%という結果になっていることからも、コンビニ業界は慢性的な人手不足であることが分かります。

コンビニ店長の業務一例は、以下のとおり。

  • 接客
  • 商品の発注・破棄
  • 店内の清掃
  • レジの運営
  • 売上管理
  • シフト管理
  • 給料の支払い
    など

当然のことながら、土日祝日の休みはありません。病欠などで急遽アルバイトが欠勤する日やシフト調整がつかない場合は、休日出勤も当たり前です。

正社員である店長は、業者の質問回答や顧客のクレーム対応など、アルバイトでは対応できないことを請け負うため、休み時間に関係なく呼び出しされることも往々にしてあります。

残業が多くて疲れる

コンビニエンスストアは、取り扱う商品やサービスも多く、24時間営業という形態上、「どこからどこまでやれば仕事終了」という線引きがありません。問題が解決しても、すぐ次の課題が発生します。

店長はコンビニの運営全般を担当するため、業務時間内に仕事が終わるはずもなく、残業が多くて疲れ果て、健康を害してしまう人がいるのが現状(事実)です。

ノルマや派閥が多い

コンビニ業界は、クリスマスケーキや恵方巻きなどの行事商品・オリジナル商品の販売ノルマに加えて、派閥が多いのが特徴です。日本全国で、以下のようなコンビニが勢力争いするかの如く存在しています。

  • セブンイレブン
  • ファミリマート
  • ローソン
  • デイリーヤマザキ
  • ミニストップ
  • ポプラ
  • セイコーマート
    など

「店長」という役職に就けた喜びも束の間、管理職や上司、OFC(店舗経営相談員)からの目に見えないプレッシャーを背負い、コンビニ店長たちは一人で必死に闘っています。

忙しい割に薄給

コンビニ店長は、多忙な割にあまり儲からないといったケースも。例えば、立地が良い場所にコンビニがオープンできたとしても、周辺には競合コンビニが後から建てられることもあります。

繁盛店や複数店舗の経営をしている場合は別として、1店舗のみで店長をしていても人件費や破棄処分などで薄給になることもあり、「割に合わない」という気持ちから転職したいと考える人もいます。

社員やアルバイトに嫌われる

コンビニ全体の利益を上げることが店長の役目でもありますから、ギリギリの人員でシフトを組んだり、時には部下やアルバイトなど周りの人間に厳しく指導する場面もあるでしょう。

そのため、意識が低いスタッフたちからは「店長=パワハラする人」と陰口を叩かれてしまうことが多いものです。人間関係のトラブルや「憎まれ役」となった経験から、店長職を辞めたいと考える人は少なくありません。

マネジメントが苦痛

お店で雇っているアルバイトスタッフの中には、残念ながら「適当に仕事しておけば良い」と思っている意識の低い人たちもいます。なかには本人は頑張っているつもりでも、極端に覚えが悪いバイト生もいるでしょう。

正社員と立場が異なるアルバイトをマネジメント&コントロールするのは、非常に神経を遣うものです。バイトたちに厳しくしすぎれば、「仕事ができない人へのパワハラ行為」だと揶揄されたり、翌日からバイトに来なくなったり、逆に放任しすぎるとナメられて仕事を平気でサボられる。

コンビニ店長は、対人関係において我慢の連続。精神的な苦痛が伴いながらも、マネジメントの適正が求められるハードな職業です。

SVや本部へのキャリアアップが難しい

コンビニに正社員として入社する人の中には、フランチャイズ店の経営指導やアドバイスを行うSV(スーパーバイザー)のほか、本部で新商品の企画案を出したいと考える人も多くいます。

SVになるには、店長経験を経て登用試験に合格しなければなりませんが、そもそもポストの空きがなかったり、試験に合格できずになかなか昇進できないこともあるでしょう。

また本社の正社員になるには基本的にコンビニ店長からの転換はできず、本社の一般採用試験に応募しなければなりません。一般的な転職活動が必要があるため、キャリアアップが難しいのも悩みの種と言えるでしょう。

コンビニ店長を続ける問題点

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コンビニ店長を続けることで、どのような問題点があるのか見ていきましょう。

悪循環から抜け出せない

忙しさで心の余裕がなくなり、すぐに感情的になってイライラし怒鳴る店長もいます。

        • STEP1
          職場の雰囲気が悪くなる
        • STEP2
          アルバイトのモチベーションが低下する
        • STEP3
          アルバイトがすぐ辞める
        • STEP4
          人手不足で忙しい
        • STEP5
          精神的な余裕がなくなり人格が破綻する

上記のような悪循環から抜けだせないことも。

自分だけでなく周りも不幸せに

過酷な労働環境で判断力が乏しくなってしまうと、社内従業員にも攻撃的になり後にトラウマやフラッシュバックを与える可能性もあります。

被害者を出す前に「辞めたい」と思ったら早めに退職を申し出ましょう。

最悪の場合は法的問題にも

あなたの攻撃を受けて精神的に病んだ相手が、弁護士に相談するかもしれません。訴訟を起こされてパワハラ認定される前に、あなたは自分自身を防御する明らかな証拠集めも必要になります。

メンタルヘルスに異常をきたしてまで、コンビニ店長を務める必要はありません。

コンビニ店長は不安が多くてなかなか辞められない仕事

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コンビニ店長は、常に不安を抱えているものです。店長の不安材料の一例は、下記参照。

  • シフトが埋まらない
  • アルバイトが仕事を覚えない
  • アルバイトを注意したらすぐ辞める
  • 従業員が報告・連絡・相談してくれない
  • お店の運営状況が芳しくない
  • 自分が辞めた後の後任がいない
    など

辞める会社(コンビニ)や周囲の従業員ばかりに気遣っているうちは、いつまでも辞められません。

悩みを改善するためには原因を客観的に俯瞰し、多忙な職場の状況と自分の人生を線引きして、ドライに対処することも必要です。

コンビニ店長をスムーズに辞めるには

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法律では民法627条が適用されますので、正社員のコンビニ店長はオーナーや上司に退職届を出してから、2週間後には強制的に労働契約を解除できます。

最終的には上記の法律に頼るとして、まずは自力でできる対策を2つ確認しておきましょう。

脅しは気にせずひたすら退職の意を伝える

オーナーに退職届を出しても、以下のようなパワハラまがいの言葉(脅し文句)で、なかなか受理してもらえないケースがあります。

  • 「次の店長が見つかるまで待ってくれ」
  • 「辞めたら損害賠償請求する、違約金を請求する」
  • 「最終月の給与や退職金は払わない」
  • 「有給はなし」
    など

とはいえ、労働者には退職する自由があるので、無理やり在職する必要はありません。退職の意思を多忙なオーナーに訴えてもうっかり忘れている場合や適当に交わされることもありますので、ひたすら退職する意向を伝え続けてください。

辞める側は上司の脅しを気にせず、堂々と退職の意思表示をして構いませんが、それでももしオーナーが頑なにパワハラ発言で脅したりいじめてくるようなら、退職代行を利用して強行突破しましょう。

ちなみに、厚生労働省が定義する「パワーハラスメントの定義」はこちらをご参照ください。

バイト採用が多い4月頃ならスムーズに辞められる可能性大

コンビニ店員のベテラン域に達した店長のあなたは、辞めるタイミングを見計らう必要があります。

年末などの繁忙期に退職願を出すと同僚たちに引き止められる可能性がありますので、春頃を目安に退職の意思を表明するのがベスト。特に新年度である4月はアルバイト採用が多いため、人手不足を補う絶好のチャンスです。

コンビニ店長が転職した場合の将来性

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仕事のストレスによって、精神病(うつ病など)で倒れていくコンビニ店長たち。再発防止のためには業務上における改善も必要ですが、どうしようもないときは転職するのも方法の一つです。

コンビニ店長の人生に明るい転職はあるのか、早速確認していきましょう。

同業種への転職でも様々な可能性がある

コンビニ業務そのものが気に入っている場合は、業種を変えずに勤務環境を変えれば転職がスムーズに進む可能性があります。同業種の転職を考えているならオーナー店や住宅街のコンビニへの転職を視野に入れてみましょう。

忙しさから解放されたい場合は、繁華街ではなく閑静な住宅街にあるコンビニへ転職するのがおすすめです。客層も変わり、来店者数も減るため、ひっきりなしのレジ打ち労働問題から解放されるはずです。

販売員として別の世界も視野に入れる

店長の立場や販売員の経験は、別世界に所属しても多いに役立ちます。以下のように、コンビニ以外の接客・販売業に目を向けてみましょう。

  • デパート(百貨店)の販売職
  • ホームセンターのフロア担当
    など

とりわけ有名デパート百貨店やホームセンターでは定期的にキャリア(中途)採用が行われていますので狙い目です。同じ販売職の経験が生かせる上、コンビニ社員時代のような長期労働・ノルマも少ないため、精神的に働きやすいと感じるかもしれません。

小売り業界ならスーパーへの転職も考慮する

スーパーもコンビニと同じ小売業界ですので、あなたの即戦力を活かして働けます。コンビニと違いスーパーは24時間経営ではありませんから、その分休みが取りやすくなるでしょう。

時給と業務内容の面から考えても、スーパーのほうがかなりホワイトな働き方が期待できるはず。

さらにスーパー以外なら飲食店も、これまでの販売・接客経験を活かせるでしょう。一日でも早く、あなたらしく働ける職場(企業)を探してほしいと思います。

常連のお客様が転職へ導いてくれた体験談

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コメントのコンビニ店長のように、5年勤務で1日も休みがない労働環境は異常です。多忙さ故に、労働局の相談窓口に相談する余地もなかったのでしょう。

しかし、幸いにも常連さんに「辞めたい」と言ったことが功を奏し、別業者へスカウトされています。

転職情報はいつ誰が運んでくるか分かりません。夢や希望があるなら、我慢せず人事部や身近な人に言っておくのもおすすめですね。

コンビニ店長は辞めにくいが方法次第で辞められる

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コンビニ店長は常に多忙な労働環境に身を置くため、仕事を辞めにくいのが現状です。

しかし、退職時期を見極めたり、退職代行を利用するなどの方法次第ではスムーズに辞められる可能性も。

もし過労や人間関係のストレス(嫌がらせ・暴言攻撃など)などで精神的・身体的に辛い症状が表れている場合は、適切な専門機関でカウンセリングを受けることを優先してください。

時間とともに働く意欲が湧いてきたら、求人・転職エージェントに登録し、アドバイザーとともに新たな働き方を模索するのも良いでしょう。

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