パート退職理由には、どんな嘘が使えるのでしょうか?
そもそもパート退職時に嘘をつくのが許されるかどうか、主婦の皆さんは気になっているようです。
本記事ではパート退職時に退職理由として使える嘘を紹介するとともに、嘘をついて仕事を辞めても良いのか具体的に説明します。
どんな嘘を使って退職しようか悩んでいる方は、ぜひ最後まで本記事を刮目しましょう。
パート退職理由に使える嘘一覧
パート退職理由として使える嘘はたくさんあります。パートを辞める理由として妥当なものは、やむを得ない事情を絡めたもの。
パートを辞める際の退職理由に関する嘘はアルバイトでも通用するので、非正規雇用の退職を検討している方もぜひ参考にしてください。
子供の事情
パート退職理由の定番は、子供を使ったもの。
職場に不満があるわけではなく子供の面倒を見るなど家庭の事情であれば、オーナーの納得を得やすくなります。
子供を使った嘘の退職理由は、下記を利用してください。
- 家庭と仕事の両立が難しい
- 子供が体調不良になった
- 子供の習い事が忙しい
嘘であっても疑いようがないですし、家庭のことであれば「仕方ない」と理解してもらいやすいです。退職理由の信憑性ではなく、説得力を重視しましょう。
配偶者の事情
配偶者を理由にして辞めるのも、角が立たない退職理由の一つです。
もし職場に不満があったとしても、配偶者の事情を持ち出せば周囲に波風立てずに辞められるでしょう。
- 配偶者の転勤が決まった
- パートナーの独立が決定して手伝うことになった
- 夫に家に入ってほしいと言われた
上記のような退職理由を切り出せば、相手はぐうの音も出ません。家庭の事情は会社側も真偽を確かめられないため、とても使いやすい嘘です。
親戚の事情
夫や子供よりも少し距離が遠い親戚を理由に使うのも、退職時に有効な嘘です。
親戚を理由とした退職理由の嘘は、以下のとおり。
- 親戚の仕事を手伝うことになった
- 親戚の介護に専念することになった
親戚は自宅で同居する家族よりも、より一層外部が根掘り葉掘り聞けない存在です。バレる可能性が低いため、パートを辞める主婦がよく使う嘘でもあります。
体調不良
自分の体調不良を退職理由として持ち出すと、引き止めに合いにくいでしょう。場合によっては、体調が回復したら戻ってきても良いなど温かい言葉をもらいやすいので、体調不良はおすすめの嘘です。
以下のような嘘を理由として用いましょう。
- 腰痛が悪化した
- 働いてみたら環境が合わなくて慢性的な体調不良になった
実際に働いてみると体が追い付かないのは、パートではよくあること。
多くの人が使っている退職理由なので、真偽を見破られにくいです。精神的なストレスが溜まった際も体調不良を理由に辞めるのが無難でしょう。
資格取得が必要
資格取得など前向きな退職理由は、円満退社につながるのでとても便利。嘘をつく際も罪悪感なく理由にできるでしょう。
- 資格取得で学校に通うことになった
- 勉強の時間を設けたいのでパート勤務が難しくなった
上記に挙げたようにやりたいことがあるからパートが難しいという嘘は、上司も応援してくれる可能性が高いです。
前向きな退職理由は周囲から心配されることもないので、気まずさも発生しにくいでしょう。環境変化が少ない嘘なので、人間関係に悩んだときなど職場に不満がある場合におすすめです。
正社員雇用が決定した
転職や条件違いで別の勤務先が決定したと告げれば、引き止め交渉を回避しやすいです。別のパートに転職すると言うと角が立つので、もっと稼ぐために正社員になりますと雇用形態が変わるという嘘をつくのがおすすめ。
- 予想していたより収入を下回るので社員になる
- 増収を目指して就職活動をする
- 以前からやりたかった職種に就く準備をする
上記の嘘であれば、企業側も疑う余地がありません。
実家の手伝いをする
始めたばかりのパートを辞める理由でも、長く勤めたパートを辞める理由でも、実家を理由にすれば怪しまれる必要はありません。
下記のような実家に関する退職理由の嘘は、どんな就労環境であっても使える方法でしょう。
- 実家に帰って家族の家業を手伝うことになった
- 実家で親戚の面倒を見ることになった
退職申し出をすると次の勤務先が決まっているか聞かれますが、実家の仕事を手伝いますと言えば、煩わしい引き止め問題も解決します。
コロナが蔓延した2020年以降は、「家族の身を案じて実家に帰る」と言って退職する人が増えているので不自然さが少ない嘘といえるでしょう。
親の介護が必要になった
親の介護でパートを辞めるという嘘は、引き止められない退職理由として打ってつけです。下記を参考にして親の介護を理由にパートを退職しましょう。
- 親の介護で日中家にいなくてはいけなくなった
- 身内の介護で付き添いが必要になった
パートは16時~17時に退勤するケースが多いので、四六時中付きっきりになる介護には不向き。
介護にかかる拘束時間を理由として持ち出すと、スムーズに辞められるでしょう。緊急性を要する嘘なので退職日時も比較的希望が通りやすいです。
パートの退職理由に使わないほうが良い嘘
パート退職理由に嘘を使うこと自体は問題ないですが、積極的に使わないほうが良い嘘もあります。パートやバイト辞める理由として不向きな嘘の特徴は、バレたときが厄介なもの。
退職理由として相応しくない嘘を、以下で熟知してください。
引っ越し
引っ越しは退職理由として一見ナチュラルですが、辞めた後近所でばったり従業員と顔を合わせるリスクを考慮すると相応しくない嘘です。
引越しは辞める理由ランキングにもランクインしているものの、先々のことを考えるとあまりおすすめできません
パートを辞める際は、退職後も気まずい思いをしない辞め方を心掛けてください。
妊娠
妊娠は、円満退職から遠のきます。嘘だとしても使わないほうが良いでしょう。
お腹が大きくなるなど目に見えることですし、辞める時期によっては歓迎されにくい理由です。
主婦がパートについて語り合う匿名掲示板でも、妊娠を理由に止める主婦を叩くトピが立ち、批判的なレスが集まるなど現代でも妊娠はまだ退職理由として好ましくないもの。
出産予定日を過ぎても赤ちゃんの姿が見えないとなれば、100%トラブルに発展します。退職を切り出すのが不安な気持ちは分かりますが、バレて周囲から反感を買う嘘をつくのは止めましょう。
パート退職理由に嘘をつく注意点
パート退職時に嘘をつく際、頭に入れておくべき注意点が多数あります。パートを辞めるときに嘘をつく人も多いですが、バレないことが大前提。
嘘をついて辞めたとバレないように、以下で解説する注意点をしっかり押さえてください。
話し過ぎない
退職理由を詳しく話し過ぎると、辻褄合わせで苦労します。
病名やどこの病院にかかっているかなど詳細を話す必要はないので、「一身上の都合で」などなるべく当たり障りなく職場を後にしましょう。
もし詳しく話し過ぎて周囲に「前に言ってたことと違う」と疑われたら、退職日まで気まずい思いをしなければいけません。
場合によっては具体例を話したせいで改善策が見つかり、シフトを調整するから残ってくれと引き止められる可能性もあります。最低限の例文を考えて置く必要はありますが、事前にどこでストップをかけるか自分の中で線引きしておきましょう。
なるべく現状と近しい嘘をつく
普段の対応や話しているときの不自然さで嘘とバレるのを防ぐために、なるべく実際の状況にと関係がある嘘を使ってください。
100%現実と違う嘘を退職理由にすると、どこかで綻びが出ます。現状に近しい嘘のほうがリアリティが増すので、罪悪感も少ないです。根掘り葉掘り聞かれた際も半分本当くらいの嘘のほうが、設定を作りやすいでしょう。
自宅とパート先の距離に注意する
パート先が職場に近い場合、普段の行動と相違ない嘘をつくよう心がけましょう。パート先が自宅のすぐ近くだと子供や夫の現状が筒抜けになります。子供の学校と同僚の子供の学校が同じなら、子供同士の会話で嘘がバレる可能性もあるでしょう。
パート退職時の嘘がバレると家族を巻き込むリスクもあるので、嘘選びには細心の注意が必要です。
真実は黙秘する
本当の退職理由は、パート先の誰にも伝えないでください。いくら仲良しの同僚がいても、絶対本音を漏らしてはいけません。パート仲間にも嘘を強いることになりますし、仲間だと思っていた人に嘘をバラされて大変なことになる可能性もあるのです。
あと少しでパートを辞められると安心して本音を正直に漏らさないよう、ある程度緊張感を持っておきましょう。最終出勤日まで、真実は黙して語らぬよう努めてください。
SNSでも根回しする
SNSが普及している昨今、迂闊に私生活をアップしないよう気を付けてください。
- 体調不良で退職したのに遊んでいる写真が投稿されていた
- 転職で辞めたのに家の中から毎日SNSを更新している
上記の状況を辞めた職場の人が見ていたら、たちまち嘘が職場に伝播します。SNSは誰がどこで繋がっているか予測不能な世界。個人情報を少し調査すれば、あっという間にアカウントを特定できます。仮想現実だとしても根回しが必要なのです。
嘘をついてパートを辞めるのはありなのか?
パートを辞める際に嘘をつくのは、あなたが考えているほど悪いことではありません。
雇用形態に関わらず退職時に嘘をつく人はたくさんいるので、不安がらなくて大丈夫です。
嘘をつき通せるなら嘘でパートを辞めても良い
退職理由が真実であるかどうかより、嘘をつき通せる内容なのかのほうが大事です。嘘をつくとしても、退職の意思表示をする際には堂々とした態度でいてください。
パートをストレスなく退職するなら、店長が納得するかが重要。店長にはあなたの退職理由に深入りする権限がないので、たとえ嘘であっても真偽の確かめようがないのです。
本来労働者は、退職理由を準備する義務を負う必要はありません。
もし執拗に詰め寄ってきたりしつこく引き止められるなら、無理せず退職代行サービスを利用するのもおすすめです。確実に即日退社したい方は、気軽に退職代行会社に連絡しましょう。
嘘でパートを辞めると多少のリスクはある
嘘をついてもパートを辞められますが、多少のリスクが付き纏います。具体的に嘘をついてパートを辞めたときに発生するリスクは、以下のとおりです。
- 子供の進学先で嘘がバレる
- 転勤を理由にしても自宅を去っていないことが従業員に見つかる
離職票の有無は正社員雇用の手続きに関してのみ浮上する話題ですが、パート勤務にはパート勤務ならではの代償があります。
嘘がバレて法的な罰則を受けることはあり得ないものの、気まずい思いをする可能性はあると覚悟しておきましょう。
嘘でパートを辞めることよりどう働いたかが大事
嘘をついてパートと辞めると罪悪感にさいなまれますが、退職理由の真偽以上に大事なのは勤務中どんな姿勢で仕事に向き合っていたかです。
下記の投稿はパート退職時に嘘をついたことを後悔している人の質問と、質問者を励ます内容の回答。
知恵袋本文にもあるように、嘘であれ事実であれ、あなたが真剣に働いた結果のやむを得ない理由ならば職場は快く退職を受け入れてくれます。
嘘をついて辞めたとしても、最終日まで真面目に勤務できたのなら何も後ろめたさを感じる必要はありません。仕事に対して真剣に向き合っていれば退職理由は関係ないのです。パートに限らずフリーターでも正社員経験者でも同じことが言えます。
嘘をついてパートを辞めても、必要以上に自分を責めないでください。退職間際まで悩みを抱える必要はありません。最終勤務日には職場の皆さんに晴れやかな態度でお礼を言いましょう。
パート退職理由に使う嘘は無難なものが最善
パート退職理由に使える嘘は様々ありますが、無難でリスクが低いものを選びましょう。パート勤務は主婦同士の関係が密になるので、噂が蔓延しやすいです。角が立たない嘘を使って、誰も深いにならない辞め方をすべき。
退職理由に嘘を使うのは、雇用形態に関わらず昔からよくあることです。後ろめたさを感じる必要もないですし、もしバレても現実的にあなたにリスクがあるわけでもありません。自分のこれからの生活とパート先に残留する人達のためにも、仕事がきついと思ったら無難な退職理由を考えるなど素早く退職準備をしましょう。
仕事は辞める辞めないよりも、どう辞めるかが大事。嘘をつく際も円満退社できるように、丁寧且つ謙虚に報告してください。