未来こどもがっこう

未来こどもがっこう がっこうレポート

未来こどもがっこう がっこうレポート

カリキュラム

01/31
FRI

未来妄想ワークショップ
〜デジタルと布地〜

産総研デザインスクールのみなさんとコラボして、新しいテクノロジーを実社会に実装するアイデアを考えるカリキュラムをシリーズで展開しました。

今回は「テキスタイル」というテクノロジー。

織物という伝統工芸とデジタルのコラボでどんなことができるのか、テキスタイルデザインユニットのPole_Poleさんたちにもゲスト参加してもらい、空間づくりの面白さを体験してもらいました。


まずはテキスタイルと呼ばれる世界のひろがりについて、カーテンやブラインドなどのインテリア関連企業トーソー株式会社の松宮さんより紹介。

布製品は、素材と織り方でさまざまな分野で活躍しています。

いわゆる服やカーテン以外にも人工心肺機器などの医療分野、携帯電話やオーディオなどIT、音響、照明分野、車のエアバッグなど生活の様々なシーンで登場しています。


 


素材技術、織り方や表面加工技術、プリント技術、フィルター技術、再生技術など、日本の繊維産業は高度に成長しつづけています。


本日は、テキスタイルデザイナーの方々にもきていただいているので、まずは布のある空間を感じてもらいながら、未来妄想をしてもらうという会場に仕立ててありますと。


 


縦糸だけに山岳風景(立山)をプリントして、織り上げた布地。絣(かすり)のような風合いが出ます。デジタルがいきなりアナログ的な感覚に融合します。

デジタルだけではだせない「暖かさ」「やわらかさ」が伝わります。


 


テキスタイルデザイナーさんたちの作品は、素材選びから、織りの技術、プリント技術まで、すべての行程をデザインしたもの。

説明だけではわからない良さ。実際にさわったりまとってみたりして感じる作品。

のちほどみなさんには体験してもらいます。


 


「喜びが循環する世の中」をつくりたいと松宮さん。


 


次に産総研の中村さんから、「人々の感覚・触覚」についての先端技術を紹介します。

人が感じる触覚は、デジタル技術でつくれるものもあります。

触覚を伝えながらの遠隔手術ロボットや、犬や猫をさわった感覚を再現できる癒やし系ツールとして、匠の世界の触覚をアーカイブするなど。


 


触覚には、いろいろな表現があります。擬態語と呼ばれるオノマトペを紹介します。

私たちは、この人間感覚の再現と伝える技術をつかって新しいデバイスや役に立つセンサーを開発しています。

将来は様々な感覚をアーカイブしたり、体感したりすることができ、さまざまなシミュレーション環境を生み出すことが可能だと思います

次は、テキスタイルデザインユニットのPole_Poleさんの作品を実際に感じてらいます。

各製造チームの方とアーティストで、素材選びから織り、プリント、加工、仕上げにいたるまで一緒に開発します。


 


できあがった作品も、利用者が感覚的に体感できるショールームに展示したり、触ってもらったりしています。


 


織り方で、表と裏の表情を変えたり、さわり心地に変化をもたせたり、色味と風合いを環境にあわせて、選んでいく。

人は触る感覚、まとられる、かこまれる感覚で、安心感や安堵感を感じます。

洋服はデザインも大事だが、着心地もとても大事。おなじように空間においても同じことが言えます。

ご自宅でも病院でも会社でも美術館でも、壁やカーテンの素材や風合いはとても大事な環境要素だと思っています。


 


さて、後半戦では、みなさんとまた未来妄想ワークショップをやってみたいと思います。

未来技術のシートを1枚選んで、思いつくインスピレーションを付箋に書き留めます。


 


グループ内でそれぞれインスピレーションを共有します。


 


みなさんのインスピレーションからみんなで描く未来アイデアをグループこどに発表してもらいます。


 


みなさん、今回は生き物に暖かいテクノロジー、やさしいテクノロジー発想が多いでしたね。どんなに先端技術が進んでも、幸せ感、安堵感的な感覚が感じられる環境づくりは大事ですね。

次回3月は、産総研デザインスクールのみなさんの発表会となります。さまざまな取り組みから未来の生活を妄想してもらいたいと思います。


 

  • facebookでシェア
  • twitterでシェア
  • google+でシェア