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カリキュラム

12/10
SUN

縄文時代にタイムスリップ
〜遺跡発掘体験にチャレンジ〜

12月10日に
「縄文時代にタイムスリップ~遺跡発掘体験にチャレンジ~」が
開催されました。
遺跡から見つかった本物の縄文時代の土を調べると、
その時代の人たちの暮らしを想像するヒント(=昔の人の生活の足跡)が
色々と見つかります。実際に「遺跡発掘」作業を体験して、
昔の人々の足跡を見つけたり整理・分類して注意深く観察しながら、
縄文時代の人が何を使ってどのように暮らしていたのかを
みんなで想像したり発表しました!


みんなに遺跡のことや発掘作業のやり方、

見つけたものが何かを教えてくれるのは、

東京大学大学院 新領域創成科学研究科の辻先生です。

辻先生に教わりながら上手く発掘作業ができるかな?


 


テーブルには今日のテキストと一緒に、

発掘作業で使う道具が置かれています。


 


「遺跡ってなぁに?」

辻先生が遺跡のことを分かりやすく説明してくれました。

「昔の人が生活していた家や場所、道具や食料が土に埋もれて残ったところが遺跡になります。」


 


縄文時代のことについても教えてくれました。

えっ?縄文時代って10,000年間も続いたの?!


 


「縄文時代ってどうしてそんなに長く続いたんだろう?」

縄文時代の人たちの暮らしって気になるねぇ…


 


遺跡にあった縄文時代の土を発掘して見つかった物を調べると、

昔の人の生活が分かるかも!?


 


実際に発掘する前に、遺跡の土がどうなっているのかを注意深く見てみると…


 


おぉ!いくつもの土の層が重なっているんだね。

貝や木の実みたいなもの(?)が埋まってる層もあるみたい!


 


他には何が埋まっているんだろう?真剣な眼差しで土の層を調べています。


 


遺跡の土なんて普段見ないから、大人だって興味津々です♪


 


「今日みんなに発掘してもらうのは、クルミ塚の土です。

埋まっているのは縄文時代のオニグルミの殻です。」

辻先生が遺跡の土のことを詳しく説明してくれます。

木の実みたいなものはクルミだったんですね。


 


「クルミ塚の土には、オニグルミ以外にも木炭や植物くず、貝も埋まっています。」

ということは、縄文時代の人はクルミの他に植物や貝も食べていたのかも!?


 


「それでは土の中に埋まっているものを発掘してみましょう。

上の層の土から順に崩して埋まっているものを調べていきます。」


 


土の中から何が出てくるかな!?

みんなで協力しながら発掘作業を進めていきます。


 


上の層を崩すと木炭やオニグルミがたくさん見つかりました。

おっ!!土器も出てきましたね。


 


土の中から出てきたもの(出土品)をトレーに並べながら、発掘を進めていきます。


 


ふるいも上手く使って、細かい出土品も見逃さないようにね。


 


辻先生の奥さまもアドバイザーとして、出土品のことを分かりやすく教えてくれました。

この日の発掘作業に使った竹べらは、なんと奥さまお手製とのこと。

ありがとうございます!


 


おぉ!!下の層まで崩していったら土器がたくさん出てきたよ!


 


土器も色々な色や形のものが出てきたね!


 


土器の下からはこんなに大きな貝殻も見つかりました!


 


「土器の下から貝殻が出てきたということは、

貝を食べてその殻を捨てた後に土器が埋まったんでしょうね。」

「それでは見つけた出土品を細かく調べてみましょう。」


 


出土品の土器やクルミに付いた砂や土を取り除いて…


 


ルーペ(拡大鏡)で細かいところまでよく観察します。


 


出土品の木炭も綺麗にすると、木の年輪がこんなに綺麗に見えました!


 


えっ!こんなにたくさん出てきたの??

みんなで見つけた出土品を洗って分類します。


 


「今日は本当に色々な出土品が見つかりました。

こうした出土品から縄文時代の人々の暮らしを想像することができます。

どのような暮らし方をしていたのかを考えてみましょう。」


 


木炭・植物片・オニグルミ・土器・貝殻…

遺跡からの出土品を見ながら、縄文時代の人々の暮らしを考えて紙に書いていきます。

「それではみんなが想像した、縄文時代の暮らしを発表してください。」


 


「木炭は触ると黒くなったから、絵を描いたりするのに使ったかもしれません。

貝殻は皿や器として使っていたかもしれないと思います。」



「ハマグリの貝殻をアクセサリーに使ったり、 貝殻をこすって出た粉で化粧をしていたと思います。」

女の子らしい想像ですね!


 


「石を使って上手にクルミを割って食べていたと思います。」

なるほど!こんなにたくさんオニグルミの殻が出てきたということは、

きっと割るのも上手だったに違いない!


 


「木炭がたくさん出てきたので、火を上手に使っていたと思います。

土器を使って料理をしていたのかもしれません。」


 


「石棒を使ってクルミを割っていたと思います。」

わぉ!上手!分かりやすく絵に描いて縄文時代の人の暮らしを発表してくれました。


 


「縄文土器を作ってどんぐりを炒めたりしていたと思います。」

本当にみんな絵が上手!


 


「木の実や食料、木などを保存するのに土器を使っていたと思います。」

たくさんの土器が出てきたから、日常的に色々と使っていたのでしょうね。


 


「土器はお皿のようにクルミや食べ物をのせて食べるのに使っていたと思います。

男の人が土器を作っていたと思います。」

誰が土器を作っていたのかということまで考えてくれました!


 


最後にまとめとして辻先生が大事なことを話してくれました。

「遺跡を発掘すると、見つかった出土品から昔の人たちが自然とどのように関わり、

何を作ったり使ったりしてどのように暮らしていたのかを知ることができます。

また、クルミ塚や貝塚から人の骨も見つかったところもあり、

食べた後の殻やゴミを捨てた場所ではなくて、

自然からいただいた命に感謝して見送る【お墓】だったと考えられるかもしれません。」


 


毎日不自由なく美味しいものを食べられるのは、自然からいただいた命があってこそなんですね。

私たちが忘れかけてしまっているかもしれない、命の尊さは縄文時代の人たちの方が

よく分かっていたのかもしれませんよね…

とても大事なことをあらためて教えてもらった1日でした。

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