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カリキュラム

02/19
SUN

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「未来のお寿司」

2017年2月19日(日)、UDCKにて「未来のお寿司」が行われました。
今日の講師は、東京大学の大気海洋研究所で活躍する伊藤進一さんです。
みなさんの大好きなお寿司について、地球温暖化とお寿司のネタから勉強していきましょう。


最初は、伊藤先生の自己紹介です。東京の下町や北海道、宮城に住んでいて、環境の違いに興味があったこと、スポーツが好きな少年だったこと、今は野菜や果物をつくる家庭菜園、けん玉、本の読み聞かせが好きで、現在、東京大学で海洋の流れから魚の生態を調べているそうです。



カリキュラムのスタ―トです。グラフや図を見せながら世界の水産物の消費量が人口増加により1.6%も増えていることや、人の食料として水産物が重要になってきていること、日本のまわりの北西太平洋が世界でもっとも魚がとれる海だということを学びます。



次は地球温暖化についてです。地球温暖化が進むと海洋生物に、どんな影響が出るんだろう?



二酸化炭素濃度の観測が、ハワイ島のマウナロア観測所で1958年からはじまって、今は南極や世界のさまざまなところで行われています。ここ50年くらいの間に二酸化炭素濃度は上がっていて、そのことで水温上昇につながります。



水温の変化は、鮭の生息地域で見てみると、鮭の過ごす場所に影響を及ぼし、将来、日本のまわりの海に鮭が戻って来れない可能性があります。また、水温の変化で二酸化炭素が海水に吸収されて海洋が酸化してしまい、海洋の酸性が強くなると、殻をもっている生物が殻を作りにくくなり、帆立、カニ、ウニ、エビ、牡蠣(カキ)などの魚がとれなくなってしまうかもしれません。



それでは、将来のお寿司はどうなってしまうのだろう?



海洋の酸性化が進むと、将来、みんなの食べられるお寿司はこんな風になってしまうかもしれません。とてもさびしいお寿司ですよね。



さんまが温暖化現象で受ける影響を考えてみると、エサが減ると、さんま育たずサイズが小さなり、値段がとても安くなります。せっかく漁師さんがさんまをとっても、通常32センチで300円くらいのさんまが100円くらいになってしまって漁師さんがさんまをとらなくなってしまうかもしれません。



続いては、先生が地球温暖化と海洋研究で注目している魚の耳石についてです。


魚の頭の骨の中には、耳石という骨が左右にあり、体の平衡バランスを保つ働きがあります。魚の成長とともに耳石は大きくなって外側に、細い線の輪が1本ずつ作られてきます。これを日輪といいます。日輪から、魚の成長がよいか、悪いかを調べることができます。この耳石の成分を分析して、育ってきた環境を知ることができます。



そして、伊藤先生からのお願いです。地球温暖化の海洋への影響は研究者が一生懸命考えますが、みんなも日々の暮らしのなかでエコな生活を意識すること、水産物へ感謝をして食べてほしいです。



そして、最後にスペシャルな体験がのプレゼントです。未来こどもがっこうのために、お寿司屋さんがお寿司のネタをもって会場にきてくれました。



サメにも実際にさわることができました。サメ肌はざらざらしていてかたいです。



 


ダイオウグソクムシという深海魚を持ってみました。 「ダンゴムシみたい!」「きもちわる〜い!」と興奮しています。



お寿司屋さんから「これからは、このような深海にすむたくさんの魚がお寿司のネタとしてでてくるようになるかもしれないよ。今まで食べたことのないネタが並ぶよ」と話してくれました。



お寿司屋さんが、サメの歯は後ろからたくさんはえてくるんだよっと解説してくれました。とても貴重な経験をすることができました!


 

 

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