いろいろな海洋動物(ウミガメやペンギン、アザラシなど)に
小型の記録計やビデオカメラを取り付ける
「バイオロギング」の手法によって、
新しい事実が次々と明らかになっています。
このカリキュラムでは、そんな海洋動物たちが
教えてくれる海の中のくらしについて学びます。
“バイオロギング”で
どんなことがわかるのか?
実物のカメラや動物たちの
行動データを見ながら、
“バイオロギング”について知ります。
海の中でウミガメが
何を食べているのか、
どんな動きをしているか、
みんなでそのヒミツを探ってみよう!
最後はテストもあるよ。
小学校の時に始めた釣りがきっかけで
淡水魚飼育にはまり、マンガをきっかけに魚の世界にのめり込み、
魚博士になるつもりで京都大学農学部水産学科に入学しました。
そのまま京都大学大学院の修士課程、そして博士課程へと進学し、
魚ではなく、なぜかウミガメの研究で博士号を取りました。
国立極地研究所で博士研究員として過ごした後、助手になりました。
毎年のように南極に行った10年間、ペンギンやアザラシの研究を進めました。
2004年に東京大学大気海洋研究所に准教授として移籍し、
現在、大気海洋研究所行動生態計測分野の教授を務めています。
研究室に所属する博士研究員や大学院生らと共に、
岩手県大槌町周辺のウミガメやオオミズナギドリをはじめ、
国内外のありとあらゆる場所で、
魚類・爬虫類・鳥類・哺乳類を対象とした行動生態学を進めています。